ウェブカメラを使って視線データを収集・分析できるアイトラッキングサービス【RealEye】

より良いウェブサービスを開発するため、ヒートマップなどの分析ツールを導入して、ユーザーの行動データを収集・分析している企業も多いのではないでしょうか。

ヒートマップとは、ウェブサービスに訪れたユーザが、ページのどの部分に興味を持って読んでいるか、どの箇所を読んでいないかを、マウスの動きやスクロールの動きから、ページをサーモグラフィーのように可視化するサービスです。
しかし、マウスやスクロールの動きだけでは、ユーザの視線やページへの興味を分析するのには、限界がありました。

今回紹介するのは、ウェブカメラを使ってユーザーの実際の「視線データ」を収集・分析できるアイトラッキングサービスです。

サービス概要


【商品名】RealEye
【商品の特徴と尖ってるポイント】
 ・視線データを収集/分析することができる
 ・リンクを共有するだけで調査可能
【企業名】RealEye sp
【会社所在地】不明
【URL】 https://www.realeye.io/
【価格】29$/月〜(7日間無料お試し版あり)

サービスの詳細

サイトにある「Start for FREE」ボタンを押し、アカウント登録を行います。
メールアドレスかfacebookでの登録を選び、情報を入力します。

ログインが完了すると管理画面に入れるようになります。
「New Study」のボタンを押し、調査を開始します。

次に、分析したい対象を「画像・動画・ウェブサイト」の3種類の中から選びます。
※今回はウェブサイトを選択して先に進めます。

対象を選択し終えたら、調査の詳細を設定していきます。
※今回はデフォルトの設定で進めます。

次に、対象としたいサービスのURLを入力します。
該当のサービスページが表示されたら「Run Study」のボタンを押して次に進みます。

続いて、調査に参加する人数を入力します。
※今回は無料版を使用しているため、RealEye panelistsは申し込んでいません。
入力を終えたら、Run Studyを押してスタートします。

これで設定は完了です。
「PARTICIPATION LINK」に記載されているURLが招待用リンクになっており、このURLを参加者に送付すれば調査を開始できます。
また、「Get Results CSV」で調査データをダウンロードすることが可能です。

参加者に共有した招待用リンクは、押すとチュートリアルが始まり、指定のウェブサイトの視線データを収集することができます。

著者の勝手に評価

【当サイトの総評】
通常のヒートマップでは、マウスの動きを分析するものが多いのですが、本サービスはユーザーの「視線データ」を収集できるので、より精度の高い分析が可能です。

ウェブサイトのUXテストや動画広告の分析など、今まで定量的には測りづらかった部分のデータ活用を進めていけるのではないでしょうか。

しかしながら、ウェブカメラへのアクセスを必要とするため、ウェブサービスを訪れた全てのユーザを対象とすることはできない為、サービスをローンチする前やサービスの改修に伴うユーザテスト等での利用が想定されそうです。
本サービスを使うことで、より良いサービス開発のための「新しい発見」が見つかるかもしれません。

       
評価項目 評価 ★5点満点
使いやすさ ★★
価格 ★★★
目新しさ ★★★★
業務効率貢献度 ★★★
知っててドヤれる ★★★

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。