ZoomやTeams等、多くのオンライン会議サービスがあり、リモートワーク や在宅勤務の普及により、多くの人がこうしたサービスを利用する機会が増えたのではないでしょうか。
しかし、オンライン会議サービスで打ち合わせする場合の問題点は、相手に説明用資料を共有する場合に、プレゼンターが画面に映らなくなってしまうということがありました。
また、画面に資料やプレゼンターが映る場合も、画面上にいつも同じ配置と同じサイズで映るため、長時間のオンライン会議だと、参加者の目線が固定されるため、疲れやすくなってしまうこともあります。
今回ご紹介するmmhmmは、画面にプレゼンターと資料を同時に写すことが可能で、自由にサイズや動きをコントロールすることが可能なオンライン会議サービスです。
サービス概要
【商品名】 mmhmm
【商品の特徴と尖ってるポイント】
・ 既存のZoomやTeamsで利用可能
・ 画面共有したいスライドとプレゼンターが同時に表示可能
・ プレゼンターを拡大したり、画面から消す等、画面操作の自由度が高い。
【企業名】 mmhmm inc
【会社所在地】 アメリカ
【URL】 https://www.mmhmm.app/
【価格】 無料(執筆時点2020/9/1 β版提供のみ)
サービスの詳細
既存のZoomやTeams等のオンライン会議システム上で利用するサービスです。
mmhmmは、既存のオンライン会議システムが抱える「画面共有または、プレゼンターの一方しか表示がされない」という問題を解決するための、画面共有サービスです。
文章で説明するのが、非常に難しいサービスなので、実際のmmhmmとZoomを活用してサービスを利用してみたので、参考にしていただきたい。
下記の画像は、mmhmmのアプリ内の画像と実際に表示されるZoomの画面の画像です。
mmhmmの画面の下にあるバーに、他の参加者と共有したい資料をアップロードしておくことで、打ち合わせ中に資料を選択をするとZoom上の表示も代わります。
また、執筆時点(2020/9/1)では、パワーポイントやKeynote等のプレゼン用資料の共有はできませんが、pngやmp4等の共有は可能です。
共有する資料に集中してもらいたい場合は、プレゼンターを小さくしたり、存在は薄くすることが可能です。
mmhmmは、Zoomが利用するカメラを最初の設定からmmhmmカメラに切り替えて利用する仕組みになっています。
その為、mmhmmを利用したい人は、アプリを立ち上げてから、既存のオンライン会議システムのカメラを切り替えるだけで利用が可能です。
他の参加者は通常のオンライン会議に参加する方法と変わりありません。
そのため、mmhmm側にトラブルがあったり、アプリが切断されると、Zoom側ではこのように、砂嵐が表示される仕組みになっています。
著者の勝手に評価
サイトの総評
今回のサービスで、一番メリットを享受できるユーザは、普段オンライン会議システムを活用して、社内外に、資料を共有して、プレゼンや説明を行っている営業担当者や起業家や、事業主等ではないかと思います。
ニュースキャスターのように、カメラに表示される自身の姿と、共有したい資料を分けて表示し、自在に操れるのでプレゼンの幅が広がるのは間違いないサービスだと思います。
しかし、mmhmmを創業した、元EvernoteのCEOのフィル・リービン氏もサービスの説明動画で話しているように、現在のサービスはβ版です。
その為、利用可能な機能はごくわずかとなっていますが、今後、mmhmmで録画して共有することで、スライド資料と音声をユーザ側で自由にコントロールしながら映画のように閲覧できるDynamicDecksという機能や、オンライン会議中に資料を複数人で操作可能なMultiplayer機能などを実装する予定だとのことです。
サービスの操作性や動きの快適性は、非常に高いレベルのサービスでしたので、今後の正式版のリリース、機能の追加実装が非常に楽しみです。
勝手に星で採点
評価項目 | 評価 ★5点満点 |
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使いやすさ | ★★★★ |
価格 | N/A |
目新しさ | ★★★★★ |
業務効率貢献度 | ★★ |
知っててドヤれる | ★★★★★ |
注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。