リアルタイムでコードシェアやディスカッションできるツール【InterviewSandbox】

開発する際のペアプログラミングツールとして、
AWSのCloud9などといったクラウドIDEを利用する方も多いのではないでしょうか。
ただし、それらではビデオチャットやアイデア共有することができないので
別のアプリやツールを併用せざるをえない現状。

そこで、Web上だけでその課題すべてを完結するツールが発表されたのご存知ですか?

サービス概要

interviewsandbox


【商品名】 InterviewSandbox
【商品の特徴と尖ってるポイント】
 ・ エディタ、ターミナル、イラストドローイング、ビデオチャットのすべてが集約されている
 ・ アカウント登録不要で誰でも使える
 ・ PC、スマホ両方からアクセスして利用可能
【企業名】 個人
【会社所在地】 N/A
【URL】 https://interviewsandbox.com
【価格】 無料

サービスの詳細

InterviewSandbox(以下、Sandbox)はアカウント登録不要でなおかつ無料で利用できるので
早速試してみました。

まずはページ左下にある「Let’s Go」をクリック

するとすぐにエディタとターミナル、ドローイング画面が表示されます。
このときにカメラとマイクのアクセス許可をすると右下にリアルタイムのカメラビューが表示されます。

ちなみに、Sandboxで扱える言語はPythonやJavaScript、Rubyなど全9種類に対応してます
デフォルトの設定ではPythonなのですが、今回はRubyを使用します。

それではエディタ部分で適当なコードを書いてみます。
‘puts “welcome to interviewsandbox”‘として、ターミナルの「Run Code」をクリックします。

コードが実行されてちゃんと’welcome to interviewsandbox’と表示されました

右側のドローイングエリアについては、
フリーハンドでイラストを書いたり、直線の描画やテキスト入力に対応しているので
ビデオチャットできない場合でもコミュニケーションを図ることができます。

ちなみにこれらの挙動については、SandboxのURLを共有すれば
2人以上の複数でも同時に利用することができます。
もちろんビデオチャットについても同様で、こちらはビデオチャットを使うことに同意すればその場でつなぐ形になるので
周りの状況が良くない場合は応答しなければ画面も音声も共有されることはありません。

ちなみにビデオチャットについても試してみました。
MacOS版ChromeとAndroid版Chromeで同じURLのSandboxにアクセスして
ビデオチャットの快適性と使用感ですが、
通信状況にもよるとは思いますが、比較的軽快にチャットやコード反映がされていてそんなに不快になるほどではありませんでした。

ただし、どうしてもメモリを大量に消費してしまう傾向にあるようなので
他に重い作業を同時並行しているような場合だとクラッシュしてしまう可能性があります。

ただしそれらを踏まえた上でも、Sandboxの一番の利点としてはすべてがブラウザ上で完結する仕組みなので、
アプリのインストールをせずともすぐに利用できるので、社外交流用のモブプログラミングツールとしても活用できそうな予感がします。

著者の勝手に評価

【当サイトの総評】
今回、端末を色々試してみた結果、iPhone(safari,chrome共)ではビデオチャットをすることができませんでした。
おそらくはディスプレイサイズに起因するのだと考えられるのですが
一部で描画できない部分にビデオチャットに反応するボタンが出現しているのかと思われます。
また、ビデオチャットをしないにしても、ブラウザの描画サイズを最小にしないと
全体が表示できなかったりするのでスマホサイズでの運用はかなり厳しいのではないでしょうか。
モバイル性を考えるのであれば、8インチ以上のタブレットサイズが最低限必要に感じました。

サービスがリリースされたばかりなので、今後のアップデートに期待するところが大きいかもしれません。

       
評価項目 評価 ★5点満点
使いやすさ ★★
価格 ★★★★★
目新しさ ★★★
業務効率貢献度 ★★
知っててドヤれる ★★★★

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。