デッサンやリアルの商品手軽にデジタル化する【ClipDrop】

手書きのデッサンや、実物の商品をPhotoshopなどのデザインツールにデータとして取り込みたいと思ったときにみなさんはどのようにされてますか。

デッサンをスキャンや、商品をカメラで撮影して、Photoshopなどに画像データとしてインポートした後に、背景を消して…と意外とリアルの物をデジタル化する場合、面倒だなと感じるかと思います。

今回のサービスは、スマートフォンや、デスクトップアプリで撮影したデータを自動で認識し、被写体以外は、自動的に消して実物だけを取り込んでくれる優れものです。

サービス概要


【商品名】 ClipDrop
【商品の特徴と尖ってるポイント】
 ・ 撮影した画像を識別し、対象物のみをデジタル化する
 ・ Photoshopなどのデザインツールにドラッグ&ドロップで取り込みが可能
 ・ スマートフォンアプリとデスクトップアプリが簡単に同期できる
【企業名】 Init ML
【会社所在地】 フランス
【URL】 https://clipdrop.co/
【価格】年間$79.99(無料プランあり)

サービスの詳細

作成したデッサンをデジタル化したいと思うデザイナーや、自社の商品をWebサイトやチラシ作成のためにデータとして取り込みたい人向けのサービスです。

ClipDropは実物の商品をスマートフォンアプリで撮影することで、商品だけを形どり、Photoshopなどのデザインツールにドラッグ&ドロップで取り込むことができるサービスです。
執筆時点(2021年1月)では、スマートフォン向けは、Android、iOS、デスクトップアプリは、macOSとWindowsに対応しているようです。

実際にサービスを試してみます。
今回は、筆者のパソコンがmacOSで、スマートフォンがiOSです。
パソコンにClipDropをインストールすると、画像のようなチュートリアルが表示されます。

ご利用のデザインツールを同期させます。
筆者はPhotoshopを利用しているので、Photoshopを選択。

次にスマートフォンアプリをAppStoreから取得してアプリを起動します。
撮影したい商品を撮影します。
今回は、目覚まし時計と、台湾のウイスキー(KAVALAN)を撮影します。
(商品選択に他意はありません。たまたま自宅にあった筆者が最近ハマっているお酒です…)

アプリで撮影した画像をパソコンに共有するとこのような形になります。

しっかりと、取り込みたい商品や対象物を特定し、周囲の背景や他の被写体を区別できていました。
スマートフォンアプリとパソコンは同じWi-Fiに接続しているとデータ共有ができるようです。

Photoshopに取り込むとこのようになります。
デスクトップアプリでもWebページなどから画面キャプチャを取得する要領で、画像を撮影することが可能です。
試しに、お酒のメーカーのロゴを撮影すると、ロゴの背景などは全て切り抜いて取得ができました。

無料プランもありますが、無料プランは撮影できる画像に制限があるので、実際の業務で利用する場合は、有料版にアップグレードしても良いかもしれません。

著者の勝手に評価

サイトの総評

今回ご紹介したClipDropは、リアルとデジタルを手軽に共有することができるサービスです。
デジタル化を進めていく中で、リアルなデータの取り込みは不可欠になってくると思います。
アパレル業界や、小売業界がECサイトなどでデジタルデータを活用したいと思われている場合に最適なのではないかと感じました。

UIもとてもシンプルでデータの共有や取り込みに面倒な設定がないのも魅力ではないでしょうか。
現在用意されているプランが、無料プランと年間一括の有料プランのみです。

無料プランで試しに利用してみてはいかがでしょうか。

勝手に星で採点

       
評価項目 評価 ★5点満点
使いやすさ ★★★★☆
価格 ★★★☆☆
目新しさ ★★★★★
業務効率貢献度 ★★★★☆
知っててドヤれる ★★★★☆

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。