設定不要で使えるマーケティングオートメーションツール【BowNow】

マーケティング施策の効率化やパフォーマンス改善を実施したいと思っていても、マーケティングオートメーションの導入には、お金と手間が掛かるため、なかなか踏み切れないという人も多いのではないでしょうか。

また、マーケティングオートメーションは使ってみないと、その必要性や有効性を上手く社内や上司に理解されず、決裁を得られないということもあると思います。

そこで今回紹介するのは、無料で使えて、面倒な設定も不要なマーケティングオートメーションツールです。

サービス概要

【商品名】 BowNow
【商品の特徴と尖ってるポイント】
　・見込み客のステータス設定が不要
　・企業のグローバルIPを把握しているで一部の企業であれば、接続したネットワークから企業を自動的に特定が可能
　・無料で導入できる
【企業名】Mtame株式会社
【会社所在地】日本
【URL】 https://bow-now.jp/
【価格】無料（その他のプランもあり）

サービスの詳細

マーケティングオートメーションとは、見込み客の興味や関心の度合いを識別し、関心が高い見込み客に絞って営業活動が行う為のシステムなので、基本的にはどのような業種の企業でも活用が可能です。

BowNowは、「問合せのメールを開封したら、〇〇で、リンクをクリックしたらXXで」等の見込み客の状況を管理する設定が不要なので、マーケティングオートメーションに一度挫折した企業や、専任者がいないような中小企業に向いているサービスです。

管理画面にログインしたら、まずは「トラッキングコード」の登録から始めます。
トラッキングコード名と登録するサイトのURLを入力して、登録ボタンを押します。
ABMテンプレートが、上記で述べた見込み客のステータス管理をテンプレート化したもので、設定は任意ですがマーケティングオートメーションの活用が初めての企業は、テンプレートの活用を推奨します。

設定が完了したら、サイトに埋め込むためのトラッキングコードを発行します。
トラッキングコードを設置することで、サイトに「誰が」を特定する下地を用意し、「何を」したのか把握できるようになります。
設置方法に関しては、BowNowのサイトに手順が記載されているため、指示に沿って埋め込みの対応を行います。

BowNowで、問合せフォームや資料請求フォームの作成や、メールの配信も可能です（無料版は制限あり）。
フォームを作成して、自社のサイトに埋め込むことで、見込み客のコンバージョンの確認が可能になったり、メールに記載のリンクから見込み客がサイトにアクセスすることで「誰が」を特定することが可能になります。

ダッシュボードでは、獲得した見込み客のステータスをはじめ、各ファネルやコンバージョンした見込み客の数や企業一覧の確認が可能です。

執筆時点（2020/8/24時点）は、BowNowに自社が保有する営業先リストを取り込む場合は、CSVで行う形式になっています。

著者の勝手に評価

サイトの総評

本サービスの特徴としては、「面倒な最初の設定が少ない」という点と、「無料で試せる」という点が挙げられると思います。
ツールに関しては使ってみないと分からない部分が多いため、まずはシンプルな機能で試しながら、必要なタイミングで必要な機能を追加できることは、担当者にとって非常に魅力的なのではないでしょうか。
ただし無料版は、メール配信やフォームの作成に制限があるので、注意してください。
過去にマーケティングオートメーションを利用して挫折した企業や、とりあえず営業効率を改善しいと考えている中小企業に、おすすめなサービスです。