Adobeユーザーなら手軽に導入できる電子サインソリューション【Adobe sign】

10秒でサービスを説明

Adobe signは、AdobeのCloudサブスクリプションやAcrobat DCを日常的に利用している方なら、すぐに使い始められる電子サインソリューションです。
利用に際し注意はありますが、一般的な利用に限れば利便性の高いツールと言えます。

サービスの特徴

  • Acrobat DCユーザーならすぐに始められる
  • サインだけでなく印影も利用可能
  • 世界レベルの証明書認証と合わせて利用できる

サービスを勝手に評価

評価項目評価 ★5点満点
使いやすさ★★★★☆
価格★★☆☆☆
目新しさ★★★★☆
業務効率貢献度★★★★☆
知っててドヤれる★★★★☆

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。

価格

Acrobat DCユーザーはプランに組み込み済
Adobe Sign単体としては、4720円/月/9ユーザー~

サービス提供会社

会社名Adobe.Inc
会社所在地アメリカ
サービスURLhttps://acrobat.adobe.com/jp/ja/sign.html

サービスの詳細

印鑑の利用削減が叫ばれ、デジタルでの署名に注目が集まっています。

電子サインや電子署名ツールも増えてきました。今回ご紹介するのは、PDFソリューションで業界の一歩先を行くAdobeが提供している、Adobe signです。

単体でのパッケージもありますが、PDF閲覧・編集アプリのAcrobat DCを業務で利用している方なら、すぐに使うことができます。

さっそく使い勝手を見てみましょう。

Adobe signの一番シンプルな使い方は、Adobe sign専用サーバーを通して先方に契約書を渡す方法です。

Acrobat DC内の「入力と署名」機能を使い、サインしたものをサーバーにアップロードすると、ブラウザ上で契約書を確認できます。

サインしてもらいたい相手のメールアドレスを入力し、署名欄を指定して送信します。

リンクを受け取った側がデータをダウンロードすると、署名箇所が明示されます。署名した後返信してもらいましょう。

以上が一番シンプルな使い方ですが、Adobe signは電子印影にも対応しています。
また、企業・団体レベルからとなりますが、単体ソフトとして契約すると、できることの幅が広がります。
例:企業ロゴの追加・一斉送信・Webサイトへの署名フォームの組み込みと決済機能

注意点:Adobe sign単体では日本国内で有効な公的な電子証明書の発行に対応していません。
重要文書の場合には、外部発行の証明書を合わせることで、文書の信頼性を担保する必要があります。

とは言え、アメリカやEU加盟国で採用されている証明書や電子サイン基準に準拠しているプラットフォームなので(eIDAS規則、EUTL等に準拠)、国際仕様の安心性は格段に大きいと言えます。

筆者の視点

今まで特に抵抗感も無く使い続けていた印鑑ですが、新型コロナウイルスの感染拡大で「押印のために出社しなければならない」事情がクローズアップされ、そのデメリットが指摘されたのはここ1年ほどのことです。

リモートワークに採用が広がり、また取引先との顔を合わせた打ち合わせが少なくなってしまった現状では、電子サインは導入しやすく、ベターな選択肢と言えるでしょう。

Adobe signは数ある電子サインツールの中でも、導入レベルが複数存在し比較的導入しやすいものです。
PDFの閲覧アプリとして広く使われているAcrobat DCに標準機能として採用されているので、追加の設備投資をしなくとも使い始められるので、導入のハードルは低いと言えます。

ただし、前述のように単体での電子証明書発行には対応していません。
しかし、専用サーバーを通すこと・ファイル自体にも作成者データが付与されることで、ある程度の信頼性は担保できると感じます。

求められる署名文書の信頼性レベルや関係者の規模に応じて、機能を選んで利用していくことをおすすめします。