NewsGuardは、フェイクニュース氾濫を抑えるため、著名ジャーナリストや弁護士が結集し、ネットにあふれるニュースの信憑性を客観的に判断できるよう開発されたツールです。
9項目の基準に従って、該当ニュースの真贋を判断します。
現在、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語で展開されています。
頻繁に外国ニュースに触れている方、特にSNS経由でニュースに触れている方におすすめのツールです。
サービス概要
【商品名】NewsGuard
【商品の特徴と尖ってるポイント】
・世界の著名ジャーナリスト、報道機関と連携してフェイクニュースをチェック
・ブラウザChromeの拡張機能として手軽に利用可能
・検索やアクセスする先から信憑性をチェックしてくれる
【企業名】NewsGuard Technologies, Inc.
【会社所在地】アメリカ
【URL】 https://www.newsguardtech.com/
【価格】2.99ドル(登録後3週間は無料で利用可能)
サービスの詳細
NewsGuardは、Google製のWebブラウザ「Chrome」上にて機能します。NewsGuardのホームページ、もしくは拡張機能から選択し、まずはダウンロードしましょう。
Chrome上で機能させた後は常時表示にしておくことをおすすめします。するとアクセスするニュースサイトによって、緑・赤・オレンジ・グレー・モノクロと色が変化します。
基本的のこのアイコンの色でサイトの信憑性を計測します。
Googleで検索すると、検索結果のタイトル横にもアイコンが出てきます。
このアイコンにマウスポインタをかざすと該当Webサイトの評価をチェックできます。
信頼性では
- 事実と異なる情報を、繰り返し流していないこと
- 責任ある情報収集をしていること
- ミスに対しては、継続的に誠実に対応していること
- 複数の視座に立って報道していること
- 不明朗な情報元を避けていること
透明性では
- 運営状況・財政状況を公開していること
- 広告掲載に対し明確な基準があること
- 報道に対する責任者を明確に開示していること
- 執筆者・作者に関しその来歴も合わせて紹介していること
以上がそれぞれ基準になっています。詳細は下記画像をご覧ください。
基準に漏れたサイトは、以下のように赤く表示されます。
ちなみにオレンジアイコンは風刺画を用いていたり、面白おかしく批評しているサイトが対象です。
グレーのアイコンは、Wikipediaなど、資料やプラットホーム関係サイト。報道自体に関しては、中立もしくは無関係であることを示しています。
モノクロアイコンは判定不可、もしくはできたばかりのサイトです。
著者の勝手に評価
サイトの総評
日頃から海外メディアに接している人には重宝するツールだと感じました。
いちいちファクトチェックをかけるために複数のサイトを巡回する必要はなく、ブラウザ右上のアイコンを見るだけで、今閲覧している記事の信頼性を測ることができます。
インターネットリテラシーは、一両日でつくものではありません。
テレビとは違い、利用者が視聴者にも発信者にもなることができる世界です。日頃から、「このサイトは客観的に報道しているのだろうか」、それとも「何かの団体に肩入れした報道なのか」という視点を持つことが大事です。
その点、Chromeの拡張機能の導入のみでファクトチェックのきっかけを踏める当ツールは有能です。
とくにメッセージ性の強いSNSの中ではいろいろなニュースが氾濫しています。意図的に読者を騙そうとするものも少なくありません。脊髄反射のように特定のニュースに飛びつくのではなく、冷静に記事を検証する姿勢が重要です。
そのきっかけづくりにも、このツールはおすすめです。
価格に対しては、人力チェックを行ってる以上、コストはかかっていると感じます。妥当なところではないでしょうか。
早期の日本語対応に期待したいです。
勝手に星で採点
評価項目 | 評価 ★5点満点 |
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使いやすさ | ★★★★★ |
価格 | ★★★★★ |
目新しさ | ★★★☆☆ |
業務効率貢献度 | ★★★☆☆ |
知っててドヤれる | ★★☆☆☆ |
注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。