法人向け、消費者向けのサービスに関わらず、プロダクトづくりを行なっている方であれば、「ユーザーが感じている使いにくさや、“もっとこうなればいいのに”という声を集めて、プロダクト改善に活かしたい」と考えているかと思います。
最近では、Slackなどでグループを作ったり、アンケートフォームを設けたりして、ユーザーからフィードバックを集め、改善をしているサービスも出てきました。
今回は、ユーザーからのフィードバックを集めるだけではなく、開発に活かす段階までを一貫して行えるサービスを紹介します。
サービス概要
【商品名】 upvoty
【商品の特徴と尖ってるポイント】
・ 自社サイトにフィードバック投稿やロードマップを埋め込めること
・ ユーザーから寄せられるフィードバックにタグ付けしたり、類似の内容を集約したりして整理できること
・整理したフィードバックにステータスを設定し、ロードマップ化できること
【企業名】 Upvoty
【会社所在地】 オランダ
【URL】 https://www.upvoty.com/
【価格】$15/月〜
サービスの詳細
upvotyとは、ユーザーから簡単にフィードバックを集め、集めたものを優先順位付けしロードマップ化していくことで、プロダクトづくりに活かしていくことができるサービスです。
現在、サービスサイトは英語版のみで提供されています。
サービスを使うには、まずはじめにアカウント登録を行い、フィードバックを回収する対象を設定します。
次に、ユーザーに投稿してもらうためのボードに名前をつけ、言語を選択します。(サービスサイトは英語のみですが、ユーザーに見える画面は日本語を選択することも可能です。)
その後、管理画面に用意される下記のようなウィジェットを自社サイトに埋め込みます。
ユーザー側は、このような画面から自分が思った使いづらさや「もっとこうだったらいいのにな」という内容を投稿することができます。
こうして寄せられたフィードバックには、管理者がコメントをしたり、ステータスを変えたりすることができ、ステータスを変更することで自動的にロードマップも作成されます。これを見ながら開発チームは仕事を進めていくことが可能になります。
著者の勝手に評価
【当サイトの総評】
筆者自身、自社サービスのプロダクト改善に関わってきたことがあるため、本サービスはとても興味深いものでした。
ユーザーからフィードバックを集めることはフォームを使うことで簡単にできても、それを仕分けしてグルーピングしたり、そこから優先順位をつけたり、といった集めた後の業務をExcelで行なっていた経験があります。
今振り返ってみると、かなり効率の悪いやり方だったなぁと感じているため、本サービスを使うことで「集める」「仕分ける」「優先順位をつける」が一気通貫で行えるのはとても魅力的だと思っています。
一方で、サービスサイトが英語版しかなく、日本語でのサポートも行なっていなさそうなので、英語に抵抗がある方にはおすすめできないかなと感じました。
また、自社サイトにソースコードを埋め込むなどの作業が必要になるため、最低限のhtmlの知識は必要かもしれません。
上記のようなハードルをクリアしている方で、より良いプロダクトづくりのためにユーザーからのフィードバックを取り入れたい方は、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
評価項目 | 評価 ★5点満点 |
---|---|
使いやすさ | ★★★ |
価格 | ★★★ |
目新しさ | ★★ |
業務効率貢献度 | ★★★★ |
知っててドヤれる | ★★★ |
注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。