ローカルに根ざしたニュースサイトや、ニッチな領域に特化したメディアを立ち上げようとしている方がまず躓くのが、少ないリソースの中で「サイトを構築すること」と「収益化を行うこと」ではないでしょうか。
ゼロから自分たちでやろうとすると、Web制作のスキルを持った人に協力をあおぐ必要があったり、スモールに立ち上げることは難しいですよね。
そんな方にぜひ試していただきたいのが、今回ご紹介する「Newspack」というサービスです。
サービス概要
【商品名】 Newspack
【商品の特徴と尖ってるポイント】
・ 社内にエンジニアがいなくても、ニュースサイトを作れること
・ WordPress内で収益化の設定もできること
【企業名】 Automattic Inc
【会社所在地】 アメリカ
【URL】 https://newspack.pub/
【価格】月額1000ドル〜
サービスの詳細
Newspackは、WordPressというオープンソースを使って、誰でも簡単にWebサイトを作ることができる機能と、広告やサブスクリプションなどの収益ビジネスを一貫して行うことができるサービスです。
小さい組織によるニュース配信に使われることを想定して作られたサービスなので、月額10万円〜使用することが可能です。
使用を開始するには、Newspackのサイトから利用申請を行い、いくつかの条件を満たす必要があるので詳しくはHPをご確認ください。
では、実際にNewspackでサイトを作る時の使用感を見ていきましょう。
まずは記事作成やデザインについてです。このような編集画面で、ニュース記事や、サイトのトップページを作成します。画像や動画も入れられ、レイアウトも柔軟に変更することができます。
また、一般的なWordPressでは、Webサイト作成まではできますが、ユーザーから課金をしてもらうには別途開発が必要でした。
しかし、本サービスの大きな特徴は、ニュースサイトを作成するのと同じように、WordPress上でサブスク課金や一回のみの課金の設定を行えることです。
なお、Google Adsenseと連携した広告枠も、WordPress上で設置が可能です。
2019年に始まったサービスですが、これまでに世界で19のニュースサイトがNewspackを通して作られています。
著者の勝手に評価
【当サイトの総評】
本サービスは、ニュース配信・コンテンツ配信を行う会社の中でも、特に立ち上げ時期の会社や、事業規模が少なく社内に開発リソースを持たない方たちが使うべきサービスだなと思いました。
特に、Newspackのみでマネタイズの設定までできるということが特徴だと筆者は感じています。
配信しているコンテンツ自体は面白くても、収益化に失敗して閉鎖することになったメディアもあるので、メディアを運営していく中での大きなハードルとなる部分をクリアできる機能が装備されているのは、運営側としてはありがたいのではないでしょうか。
情報が多様化していて、ニッチな領域に特化したコンテンツメディアは求められていると思うので、本サービスを使うことで、面白いメディアがたくさん出てくると良いな、と個人的にも期待しています。
評価項目 | 評価 ★5点満点 |
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使いやすさ | ★★★ |
価格 | ★★★★ |
目新しさ | ★★ |
業務効率貢献度 | ★★★★ |
知っててドヤれる | ★★ |
注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。