ノーコードで誰でも気軽にアプリが作成できる【Glide】

こんなアプリを作ってみたいけど、「社内にエンジニアはいないし、外注すると数百万円以上するし、自分で今からSwiftやAndroid Javaを勉強するのは大変だしな…」と諦めている人はいませんか。

ノーコードやローコードという言葉を最近よく耳にするけど、実際にどのようなサービスがあるかわからないし、利用の仕方もよくわからないと思っている人に向けた気軽に利用できるサービスを見つけました。

今回は、誰でも気軽にテンプレートを利用するだけなら5分で完成できるノーコードのアプリ作成サービスをご紹介します。

サービス概要

【商品名】 Glide
【商品の特徴と尖ってるポイント】
　・ 面倒な設定がなくモバイルアプリが作成できる
　・ データベースもスプレッドシートを取り込むだけ
　・ 実際にURLを他人へ共有できる
【企業名】 typeguard, Inc.
【会社所在地】 アメリカ
【URL】 https://www.glideapps.com/
【価格】 月$12〜（無料プランあり）

サービスの詳細

Glideは、プログラミングの知識がなかったり、Webサービスの動く仕組みが理解できていない人でも利用可能なサービスです。
難しい用語もなく、ノーコードでUIやデーターベースの作成できます。

では、早速サービスの内容を確認してみましょう。
今回は、筆者が読みたい書籍を管理するアプリを作成しました。
（本当は、読み終えた書籍のログ付けを同アプリで行うところまで作成しようと考えておりましたが、執筆時間の関係上できませんでした。ただ用意されている機能を確認すると、ログ付も機能的には可能なようです。）

ログインすると、ダッシュボードが表示されます。
「Creat App..」をクリックするとイチから作成することも可能です。
下部にあるTemplatesを利用するとすでに必要なデータベースとUIが用意されているので、文言や一部を修正するだけで作成することも可能です。

今回は、「Creat App..」からテンプレートなしで作成してみます。
著者がスプレッドシートで管理している読みたい書籍一覧がこちらです。
これをGlideに取り込みます。

スプレッドシートを読み込むと、Glideがデータベースの内容から自動的にUIを作成してくれます。
デフォルトで表示されたUIはこちらです。

これだとあまりイケていないので、画像を追加します。
また、アプリから、まだ持っていない書籍をAmazonサイトに遷移して注文できるようにします。
左側にあるメニューにから「Data」をクリックするとデータベースが表示されます。
ここに画像とURLの列を追加していきます。

画像を追加したら、アプリに追加した画像を表示したいので、設定の「LAYOUT」から「Cards」を選択し、その下に並んでいる「image」のプルダウンを該当の列名を選択すると追加した画像が表示されるデザインに変わりました。

さらにアプリからも読みたい書籍を追加できるようにしたいので、「ADD」を選択し、「Allow users to add items」にチェックを入れると、アプリの右上に「＋」ボタンが出現します。
そのボタンを押して、「COMPONENTS」から、アプリから入力された内容が、データベースのどこに保存されるのかを設定すると、アプリから読みたい書籍を追加することも可能になりました。

最後に価格のご紹介です。
無料プランでも容量やドメインの制限がありますが、個人利用であれば十分な内容です。

著者の勝手に評価

サイトの総評

ノーコードやローコード関連のサービスは、最近多数存在しており、日本でもいくつかの企業からサービスが提供されています。
しかし、多くのサービスで、操作画面にプログラミング用語が使われていたり、アルゴリズムやWebサービスの仕組みを理解していることが前提になっているのが現状です。
今回のGlideは、専門的な用語がなく、Webサービスの知識がなくても利用することができるサービスだと感じます。

ただ、ネイティブアプリ特有のカメラなどの撮影機能や、位置情報の取得など、アプリユーザー側からできる操作には限界もありそうなので、自分が作成したいアプリの機能が全部揃っているか、事前に確認する必要がありそうです。

サービスは、無料プランの用意があります。
データベースが500行までや、保存できるデータが100MBまでといった制約もありますが、個人利用であれば十分な機能なので、一度、試してみてはいかがでしょうか。

勝手に星で採点

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。