ベクター化も可能。フォントやカラーを調べるアプリ【Adobe Capture】

10秒でサービスを説明

スマホなどのカメラで撮った写真から、簡単にベクター化やフォント検索、写真加工などができるAdobeソフト。
7つの機能すべて無料で使うことができ、他のAdobe製品とも連携している。

サービスの特徴

  • 写真やイラストをベクター化できる
  • フォントやカラーを自動で検索できる
  • 写真加工アプリとしても利用可能

サービスを勝手に評価

評価項目評価 ★5点満点
使いやすさ★★★★☆
価格★★★★★
目新しさ★★★☆☆
業務効率貢献度★★★★☆
知っててドヤれる★★★☆☆

注) 当サイトの独断と偏見に基づいて評価しておりますので、参考程度と捉えていただきますよう予めご了承願います。

価格

無料

サービス提供会社

会社名アドビ株式会社
会社所在地アメリカ合衆国
サービスURLhttps://www.adobe.com/jp/products/capture.html

サービスの詳細

Adobe Captureは、スマホなどのカメラで撮った写真から、簡単にベクター化やフォント検索、写真加工などができるソフトです。
全部で7つの機能(Look、マテリアル、ブラシ、シェイプ、文字、パターン、カラー)があり、すべてを無料で使うことができます。

デザイナーやイラストレーターの方はもちろん、普段からよく写真を撮る方や、趣味で絵を描く方にもおすすめのアプリです。

それでは登録方法と、7つの機能の使い方をそれぞれご紹介します。

App Storeまたは、Google playからアプリをダウンロードし、Adobe、Apple、Google、Facebookのいずれかのアカウントで登録します。生年月日を入力したあと、すぐに利用できるようになります。

プラスマークまたはカメラマークをタップして、写真を選択します。

今回はこちらの画像を使います。

次に8つの機能について説明します。

【機能1】Look
Look機能は、写真の彩度や露光量などを調整できる機能です。
写真加工アプリのように、各項目をスライドで調節できます。

【機能2】マテリアル
マテリアル機能は、写真の形状を3Dに変更できる機能です。
円柱や四角形など5種類あり、実際に3D画像を動かして、いろんな方向から見ることができます。

【機能3】ブラシ
ブラシ機能は、写真やイラストから好みの範囲を選択すると、自動でブラシを生成してくれる機能です。
生成されたものをさらにカスタマイズすることも可能で、AnimateやDreamweaver、Photoshop、Photoshop Sketchの描画に使えます。

【機能4】シェイプ
シェイプ機能は、手書きのイラストから写真まで、あらゆる画像をベクター画像に変換できる機能です。
ベクター化は、手書きのイラストをデジタル化する際によく利用されます。
ノイズを消してくれる自動クリーンアップや白黒反転など、細かく調整することも可能です。

【機能5】文字
文字機能は、写真に写っているフォントの種類を調べることができる機能です。
気に入ったフォントを保存することで、IllustratorやPhotoshop、InDesign、XDなどのAdpbeの他ソフトで利用することができます。

【機能6】パターン
パターン機能は、写真から幾何学パターンを作成できる機能です。
さまざまな形のパターンを作成でき、作成したパターンは、IllustratorまたはPhotoshopで使用することができます。

【機能7】カラー
カラー機能は、撮影した写真から自動で色を抽出して、カラーパレットに登録できる機能です。
グラデーションも登録することができます。

筆者の視点

ここまでさまざまな機能が、すべて無料で提供されていることに驚きました。
筆者はイラストを描くことがあるため、シェイプ機能、カラー機能の自動ピックアップ、グラデーション登録などがとても便利であると感じました。

ブラシやパターンなど一部の機能は、別途Illustratorなど、有料のソフトを契約していなければ作成したものを使えないので注意が必要です。
また文字機能は、対応している日本語が少ないため、うまく検出できないことがあります。
とはいえ英字フォントや、カラーのRGB値を調べたり、イラスト作成のためにベクター化したりすることはできるので、充分使えるアプリであると感じました。

今回はiPadで使ってみましたが、スマホでももちろん使えるので、出先で気になるデザインがあったときに、さっとアプリを起動して使えるのは非常に便利ですね。
少しでもデザインやイラストに携わっている方は、ぜひ一度Adobe Captureを利用してみてはいかがでしょうか。